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三橋貴明VS竹中平蔵

さて、「新古典派経済学」新自由主義竹中平蔵氏対「ケインズ的実践主義」リフレ論三橋貴明氏です。
この記事の元になった本を紹介します。
日本経済こうすれば復興する:竹中平蔵氏:2011/5/6発行:アスコム社
何があっても日本経済は破綻しない本当の理由:三橋貴明氏2011/6/10発行:アスコム社
両著作とも、震災後に書かれ、さらに出版社も同じです。
比較検討するには最も適していると判断しました。
この2作を読み込んだ結果ですが。

さて、問題です。以下の分はどちらの作者の内容でしょうか?

国民の所得が低下している中で増税はせず、今回のような時こそ国債増発で対応すべき
非日常的で大胆な政策は確かに必要だが、その際も基本の原理原則を曲げてはならない
グローバル化により海外で代替え出来る労働賃金はどんどん下がっている
地方経済の衰退はグローバル化による地方の民間企業の国際競争力の低下による
官僚の無謬性を許すな(間違いを認めないために必要な事を行わない)
デフレは物の価値が下がり現金の価値が上がること
円高を止めるにはデフレを止めることが必要
デフレは諸悪の根源と考えて現在の難しいデフレ経済に立ち向かわなければならない
日本がデフレを15年も脱却できない理由は日銀にも政府にも原因がある
日銀の独立性は政策目標の独立性と政策手段の独立性がある。世界の常識では中央銀行の独立性とは政策手段のことであり、政策目標を勝手に決めて良いということはない。(インフレターゲットを決めるのは政府で、インフレターゲットを達成する手段は日銀の独立性がある)
目標がないから責任もないということになり、15年もデフレを放置して日銀は責任を取らない
低い成長率というのは政府の一部にとって都合が良い。増税したい人が言い出すこと。
日本経済は様々な問題があるが私たちは自信を失ってはいけない
日本の弱みは社会の経済リテラシーが低いこと(新総裁になってマネーサプライが半分に減った事を経団連の幹部も知らなかった)
経済政策はオーソドックスで当たり前の事を当たり前にやるだけで良い
大胆な復興需要で復興特需を生み出し、諸悪の根源であったデフレを克服する事


答えは竹中平蔵氏です。
三橋貴明氏がいつも書いている事と、一緒のことが書かれています。

過去記事参照してください。
何があって日本経済は破綻しない本当の理由
日本経済 こうすれば復興する
ちょっと驚きでした。
経済のスペシャリストとして「基本的マクロ経済の見方」は一緒なんでしょうね。
この、マクロ経済の見方は一緒ですが、対策となると変わってきます。

二人の違いを要約すると。
竹中氏は新自由主義でTPP参加論者。
規制緩和をして新たな技術やサービスが生まれ供給サイドが強くなり生産性が高まって新しいビジネスが新しい富を生む。
外国と競争する環境にする。競争力を維持するために規制緩和でムダを省き、競争力の少ない農業などは財政支援をすべし。
利益の出ない会社は淘汰され、利益の出る会社は大きくなる。適正な競争社会によって経済のパイが大きくなり豊かになる。
三橋はリフレ論者で反TPP派。
設備投資(国家強靭化)で安全に暮らせる国を作る。
その為の財政支出で国債を発行し、デフレ脱却を目指しつつお金を回して経済を復活する。それでGDPが増大し、税収も増えて日本の財務状況は良くなる。
経済政策には必要なタイミングと規模があり、適正に行わなければならない。

なるほどねぇ、どちらの言い分にも一理あるように思える。
竹中氏も三橋氏も理論的には正しいのでしょう。
竹中氏は財政支出も認めています。しかし、競争力をつけるための財政支出を考えているようです。
三橋氏は財政支出は主に公共事業を行い、国土強靭化で安全な国家を作る、としています。
また、必要な時が来れば、増税も規制緩和も進めるべきと考えています。

要するに、タイミングと程度の問題と思います。
規制緩和で競争力を着けながら成長するか、成長してから規制緩和するか。
今はデフレなので、まずは成長が正しいと思います。
規制緩和すると無駄が省ける分、効率的になり国際的競争力は上がります。
しかし、今は国際的競争力よりもデフレ、円高です。
円安することで国際的競争力は上がります。
デフレ(お金の価値が高い=物価が安い=供給能力が高い)を脱却するため、インフレターゲット設定し緩やかなインフレになり物価は上昇してさらに円安になります。
インフレ(お金の価値が低くなる=物価が高い=供給能力が低い)になるとバブルの可能性も出てくるので、増規制緩和で供給能力を高め増税で経済を抑える。
三橋貴明氏の理論は理にかなっています。
また、程度の問題もあります。
TPP参加や、行き過ぎた規制緩和は国益を損ずる可能性が高いです。
財政支出も程度が過ぎるとバブルとなり国益を損じますが、インフレの場合は増税や規制緩和など対応策も多いし経験もあるので防げると思います。
竹中氏の理論としては、今はグローバル化だから規制緩和して競争力をあげるという論ですが、すでにデフレで供給能力過剰状態でもグローバルでの経済戦争に勝てていない状態です。これ以上の規制緩和するよりも、まずは円安にして世界と勝負できる状態にすべきと思われます。

新自由主義は例えるならお父さん
「甘ったれんな、今辛いからって、競争に勝って強くならなきゃ生きていけないぞ」
ケインズ的実践主義は例えるならお母さん
「まぁまぁ、元気が出ないならご飯たくさん作るから、たくさん食べて元気になって頑張りなよ」
俺はお母さんが好きだ(笑)

日本の風土にも合っていると思うよ。
誰かを踏みつけにして競争に勝つより、手を差し伸べて一緒に頑張る。
そんな甘い日本人だから、グローバル社会で勝てないんだよ。
なんて意見もあるでしょうが、日本人の強さは協調性、勤勉性、思いやりの心。
なんでもグローバルが偉いかと思ったら大間違いだしね。
いまは日本人らしく、世界に挑戦していきたい。
この比較検討して『やはり理論的にも、今の日本には三橋貴明氏の手法が正しい』
と胸を張って言えるようになりましたから。
結構真剣に考えて知識も増えて、とても面白かったです。


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おはようございます

分かりやすかったです。
ありがとうございます。

私もお母さんが好きです。
でも、時々わずらわしくて嫌いになったこともありました。
今は、お母さんの懐が恋しいです。

イーグルさんへ

ありがとうございます。
頑張ったんですが、それでも拙い記事でどこかに間違いないかと心配になりながらUPしました。
褒めてもらえると自信が出ます(笑)

社会の荒波にもまれると、母の思いやりが身にしみますね。

No title

竹中さんと三橋さんのマクロ経済に対する認識は共通する部分があるけど、方法論は全然違うのな。

でも竹中さんのは富裕層がさらに肥えるのを応援してるだけだぜ。
GDPは増えるだろうけど、庶民には行き渡らないってだけ。

経済成長しても終身雇用でもない限り賃金があがるわけない。
多くの人がそういう事態になるよ。

しかも規制緩和で日本人のパイが減る。
様々な業種での外資とのパイの奪い合い、日本人の失業率は欧米並みになり、ゆくゆくは移民を受け入れ欧米のようになるってことだろ。

竹中さんは新自由主義がたどってきた道を踏襲したいんだろうね。
日本人であろうが外資であろうがどちらが勝とうが、それが真の平等であり、新自由主義が正義ってね。

御免こうむる。



Re: No title

鬼女速名無しさん 、コメントありがとうございました。
うん、新自由主義は「市場優先」であり、国益や国民の幸福には寄与しないですね。
竹中さん自身は、官僚ともやりあえる、能力のある人と思っています。
あとは、安倍さん、自民党がいかに竹中さんを「国益に沿った政策立案」に使えるか?ですね。

変わったね、竹中平蔵さん

変わったね、竹中平蔵さん。すっかり変わった。
というより手法を変えたという言うべきか。以前はマンデルさんの話とか持ちだして批判していたようなことを、今じゃ批判から翻って肯定している。というより大本のアメリカ経済学会が変わったから竹中さんも変わったのかな。

No title

つまり竹中平蔵は、確信犯の売国奴、ってことですね。
じゃあ、死刑ジャン。

Re: No title

通行人さん、コメントありがとう。

多分竹中氏は、自分は国士のつもりですよ。
俺も竹中氏は売国奴、とまでは思わないなぁ。
竹中氏の銀行への不良債権問題対策は日本を救ったと思っています。
ただ、その後は功罪ともにあり、罪の方が大きいとは思います。

No title

なるとさん、コメントありがとう。
お返事がたいへん遅れてしまい申し訳ないです。

竹中さん、変わりましたね。
ちゃんとリフレ支持して国益に適う活動をしている。
竹中氏の能力や人脈は活用すべきと思うのです。
しかし、能力のある政治家の監視下において、ですが。

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